庭・花エッセイ、小説

本を読む…源氏物語の花

本を読む…源氏物語の花  本を読む…源氏物語の花
田辺聖子の「新源氏物語」上中下を読み、続編の宇治十条まで終わりましたhappy02
心は源氏物語世界にどっぷりで、さらに源氏物語の花が出ている写真集&解説本、「源氏物語の花」青木登著を読みました。
物語には四季を通じて、たくさんの草花が出て来ます。恋文に添えたり、女性を花の名で呼んだり、邸宅の庭に植えられていたり。
でも名前を聞いても分からない花がたくさんで、この本の写真は参考になりました。花の色や形がわかると物語が彩りを増し、身近なものになります。
うちには撫子だけがありました。これは四季咲きの現代の花で、ほんとにさむい真冬から咲きだして、いまはたくさん咲き乱れています。

さて、田辺さんの源氏物語。久しぶりにやめられない止まらない恋愛小説を読んだ感じです。次どうなるの?というワクワク感は、きっと紫式部と同時代の女官達?も味わったものでしょう。超イケメンの光源氏が次々と許されない恋、行きずりの恋、様々なタイプの魅力的な女性と恋愛を重ねるわけです。
光源氏を巡るいくつもの恋物語が続いて行きますが、結局は母親を子どもの頃になくし面影を追い続ける源氏は死ぬまで満たされず、渇望の中で果てて行きます。生=苦という仏教の世界観があるようです。一番愛された紫ノ上も、源氏の愛情を確信できず、尼になり死んで行きます。かわいそうで、紫ノ上の死の場面では号泣してしまいました。

これを書いた紫式部はどんな人だったんだろう。しばらくは源氏物語マイブーム続きそうです。

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本をよみました…自己流園芸ベランダ派・いとうせいこう著

本を読んでつれづれなるままに…自己流園ベランダ派…長文だからがんばってよんでね(^_-)-☆
9日・10日にかけて、主人の入院手術と、急転直下、怒濤の2日間でした(>_<)hospital
幸い手術は無事終わりやれやれです。
植物の顔をみない2日間でしたが、手術の待ち時間に読書しました。いとうせいこうさんの「自己流園芸ベランダ派」ですbook
いとう氏は東京下町のマンションの西向きベランダで鉢植え植物を育てる‘ベランダー’です。私は庭で地植え中心の‘ガーデナー’で、お互い分野は多少違いますが、どちらも自分流に植物を偏愛しながら育てているという点で、私は勝手に仲間だぁ(^_^)と思いながら本を読ませてもらいましたbud
いとうさんの植物への愛の注ぎかたはとてもこまやかで、一つ一つの植物との出会いや別れ、思いいれが熱く伝わります。姫スイレン、芙蓉、バナナの木、朝顔・昼顔・夜顔、たくさんの種類が本には登場しますが、花の絵も写真もないのに、見知らぬ花の姿や香りが想像できます。手術室の前のソファに座って終わるのを待つ間、その草花とともに過ごし、一喜一憂したのでしたwink
さて、このたびの夫の手術で人の命が微妙なバランスのもとに保たれて、おかげで命はいつ終わりが来るか予測できないものだと痛感しました。
でも植物は組織がシンプルなおかげで強い生命の永続性みたいなものを感じます。自分がいなくなってもつるばらがオバケみたいに大繁盛して華やかに咲いているのを時々想像してしまいます。
この寒くてどうしよもない真冬でさえ、花や草木は生命の兆しを見せて心を動かします。ばらは驚くほど強いです。せっせと世話しながら、励まされている感じですclover

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